French Work Jacket 水通し+乾燥機
さきほど紹介したフレンチワークジャケットだが、水通し+乾燥機をして、いい感じに着られるようになった。
まだうっすら折りジワがあるが、これは着ているうちになくなっていくだろう。
乾燥機までやってわかったことは、やはりいくら目の詰まったモールスキンとはいえ全体的に少し縮むということ。もちろん均等に縮むわけではないのだが、このジャケットの場合は身幅、袖丈なんかははっきり変わったような気がする。デッドストックの状態ではすこし中に着込んでちょうどよい感じだったが、今ではTシャツ一枚でも立体的にからだに生地が沿うようになった。
そして、さらに言うとこの大きくラウンドした襟にも変化があった。デッドストックの状態では比較的ぺたんと「折られている」感じだったのだけど、水通し+乾燥機で立体的なカーブが出るようになったのだ。これはうれしい変化。パッカリングも出始めているね。
生地も限界まで目が詰まったからか、なんともふしぎなプルプルした弾力が出てきた。この感覚は僕が所有している現行ものの他のモールスキンとは若干違うような感じがする。現行ものはもう少しガサガサ感が目立つ。色落ちが楽しみ。
あと昨日言い忘れたけど、このポケットの逆さ富士(モンブラン?マッターホルン?)がいいんすよねー。。色落ちしていくとこの切り替えのところだけ細く、濃く色が残って、まるで隈取りしているみたいな立体感のある表情になるのです。まっすぐの切り替えもあるんですけど、どちらをとるかはもう好みの世界。逆さ富士のほうが若干ごてごてして見えるかも?でも全体的にあっさりめなので、ぼくは逆さ富士のほうを取りました。
あと、結構僕が気にしているのが袖のかたち。古いものだと袖に向かってきゅっと絞り込まれているものが多いのですが、ワークウェアとしてはいいものの、普段着としては少しどんくさい。このタイプのジャケットの裾については、ですが。
しかし買ったものは裾の絞りも比較的緩く、その辺もクリア。この細くていかにも味気ないカフスのデザインは依然としてあまり好みではないけど、その辺は袖を折り返したりして気分を変えながら着ていきたい。シンプルなだけに、いろいろアレンジ効かせれば見栄えがぐっと良くなるのもこのジャケットのおもしろさです。
さて、ざっとフレンチワークジャケットについて紹介してきたわけだが、本当に使い勝手がよく、気づいたら手に取ってしまう気取らなさが何よりもの魅力。ジーンズとの相性もいいです。特にあまり色落ちしていないものと。その場合はブルーのグラデーションカラ―になるので、白いスニーカーやシャツなんか着てチラ見せすると全体が締まってよいと思う。ロールアップでもいいね。
そんなわけで、これからも気が向いたときにこのジャケットについてはレポートしていきます。