【2年経過】French Work Jacket 経年変化

 2年前に購入した、デッドストックの“Adolphe Lafont”フレンチワークジャケットの経年変化です。

 主に秋冬を中心に着用し、一番着ている時期は週2~3回着ていたと思います。洗濯回数は通算4回。下にシャツやニットを着ることが多いので、ジーンズのように皮脂汚れが直接つくことはないと思い、1シーズンに1~2回程度の洗いにとどめました。

 

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 洗濯のたびにステッチ部のパッカリングが顕著に出てきています。全体の色はまだあまり落ちていませんが、購入時と比べると表面の光沢感が落ち着いてきた印象です。

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 ボタンはオリジナルのもの(プラスチック)から現行で販売されているブラスボタンに付け替えています。これは50年代ヨーロッパのミリタリーボタンを参考に作られているようで、形のエッジがしっかり造形されていてなかなかかっこよいです。金属ボタンって不自然なアンティーク加工がされていたり、形がシャープでなかったりするものが多いので、現段階ではこのボタンは結構気に入っています。

 無垢のブラスの表面に黒のラッカースプレーを吹いて、なんちゃってラッカーボタンにしています。これも表面が剥がれて味が出てきました。オリジナルのヴィンテージでは、この形のミリタリーボタンでラッカー仕様は見たことないのですが、自分なりの楽しみ方として満足しています。

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いつもバッグはリュックサックなので、肩や背中は他の部分よりもよく色落ちがあります。

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2年でこの程度か、と言いたくなるような経年変化ですが、それだけ生地が堅牢だし、貴重なデッドストックということで自分自身が大事に着ている事もあって、この結果です。

 デニムとは全く違うブルーの発色や、どことなく漂うナードな雰囲気は他では得難いものだと思います。ふらりと出かけて神保町の古本屋をめぐり、買い占めた本を読みながら蕎麦屋で一杯、なんて休日に連れて行きたくなります。

 

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関係はないけど、マルジェラのこのビデオが好きです。Adolphe Lafontのジャケットをこのビデオの中に登場させたい。あぁ、パリだ。